2007年10月14日

2代目BMW MINI

220px-07_MINI_Cooper_S_002.jpg2006年のモンディアル・ド・ロトモビルで発表。ハッチバックは2代目Miniに移行したが、コンバーチブルは初代が継続して生産されている。
ボディー構造は、初めての小型FF車ということで、気負いの見られた先代とは異なり、こなれた部分も見られ、開発、製造コストも低減されたと言う。
オリジナルMini同様、「変わらない良さ」が基本コンセプトとなっており、外観は、先代MINIとの区別が難しいほど類似しており、「変えないこと」に対する意思が強く現れている。ボディーサイズは、前後左右に20mmほど大きくなった。
評判の悪かった、ヘッドランプ一式が取り付けられた重いエンジンフードは姿を消し、ランプは車体側に固定され、フードの開閉も軽くなった。
省資源や安全に関する面は、相応の改良が成され、確実に進化している。
エンジンはBMWとフランスのPSAグループとの共同開発による新型エンジン(コードネーム:Prince)シリーズを搭載。最初はバルブトロニック技術を採用した直列4気筒DOHC1600cc(最高出力120ps)エンジンを搭載する「クーパー」と、通常のバルブ機構を備えた直列4気筒1600ccツインスクロール直噴ターボチャージャー(最高出力175ps)の「クーパーS」が発売され、2007年には直列4気筒1400cc(最高出力95ps)搭載の「ワン」と直列4気筒1600ccターボディーゼル(最高出力110ps)搭載の「クーパーD」も追加された。これにより、ディーゼルエンジンに関するトヨタとの提携関係は解消された。
トランスミッションはゲトラグ製6速MTと、パドルシフト付きのアイシン精機製6速ATが用意され、油圧制御式湿式多板クラッチの制御問題から評判が良くなかったCVTは廃止された。
発売は、まず、「クーパー」と「クーパーS」が英国及びドイツで11月に発売開始、日本での発売は2007年2月24日となった。
2007年4月より、英国を皮切りにベーシックモデルの「ワン」と、「クーパーD」が発売になったが、日本には「ワン」のみが導入されている。
BMW MINIとしては初めてとなる、エステートボディーの追加が決定され、2007年7月29から写真と動画が配信されている。BMW MINI第三のボディータイプとなるこのエステートは、またもや往年のシリーズ名から、「クラブマン」と名づけられた。
2005年のフランクフルトシショー(IAA)で発表されたコンセプトカーのスタイルを踏襲しており、最大の特徴は、ホイールベースの延長と、「アシメトリック・クラブドア」と呼ばれる、左右非対称ドアの採用である。全長は240mm増加し、車体右側にのみ、観音開きの小さなリアドアが追加されている。バックドアは、5:5の観音開きで、ヒンジの中心線が垂直ではなく、前傾しているところなども、ご先祖に倣っている。「コントラスト・リアピラー」と呼ばれる、車体後端の隅は、外板と異なる色で仕上げることが可能で、これも往時のウッドフレームを彷彿とさせる。また、リアコンビランプを囲む部分は、バックドアのヒンジを兼ねており、ドアをあけた場合もランプ類は車体側に残る構造で、被視認性を確保したうえで、ヘッドランプとエンジンフードの関係を反復する「遊び」も見せている。
クラブマンの正式な発表は2007年11月10日とアナウンスされており、「クーパー」、「クーパーS」、「クーパーD」の3グレードでのスタートが予定されている。
posted by piropiro at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

初代newMINIの紹介

220px-MINI_Cooper_S_Convertible_2005.jpg1994年、BMWがローバーグループを総括することとなったと同時に全く新しいMINIの開発が開始された。当初は英国を拠点として、ローバーが中心となって新型MINIの開発が進められ、1997年にはジュネーブショーで一般公開された。
ところが、ローバーの経営悪化はとどまるところを知らず、ついにBMWはローバーを切り離すこととなった。そこでほぼ開発の終わっていたMINIは、ドイツに開発拠点を移し、インチサイズのヤード・ポンド法から、ミリを用いるメトリックでの再設計を行うこととなった。結局ローバーとBMWによって開発されたMINIは2001年に発表され、日本ではBMW JAPANが3月2日をミニの日と名づけ、2002年3月2日に発売された。
デザイナーは2002年7月からフェラーリ・マセラティ・グループのコンセプトデザイン担当役員を勤め、2005年2月よりフィアットに在籍し、2007年6月よりアルファロメオに移籍している、フランク・スティーブンソン。
エンジンはBMWとクライスラーとの合弁会社で、ブラジルに拠点を置くトライテックによって製造される直列4気筒1.6Lの、通称「トライテック・エンジン」(または「ペンタゴン・エンジン」とも呼ばれる)が搭載される。90psの標準的な「ワン」と、エンジン制御プログラミングの変更により116psに出力を高めたハイパワーバージョンの「クーパー」、そしてスーパーチャージャーを装着し163ps(マイナーチェンジ後170ps)を絞り出す「クーパーS」が用意されている。特にスーパーチャージャーを装着した1.6Lエンジンは、「1.4Lから1.8L」のエンジンカテゴリーにおいて「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー for 2003」と 「ワーズ・10・ベスト・エンジン2005」 を受賞している。この他、欧州仕様には1.4L コモンレールターボディーゼルエンジンを搭載する「ワン D」も設定されており、このためにトヨタから、ヤリス用の1ND-TV型エンジンが供給されていた。
トランスミッションは、「ワン」と「クーパー」に5速MTとCVT、「クーパーS」には6速MTのみが設定されていたが、2005年のマイナーチェンジで、「クーパーS」に6速ATが追加された。
足回りも、ばねやダンパーの設定が比較的柔らかめの「ワン」に対して、「クーパー」は前後ともスタビライザーを装備し、ばね定数とダンパー減衰力を高めた「スポーツサスペンション」を標準で装備している。「クーパーS」はさらに径の太いスタビライザーと、堅めのダンパーを持った「スポーツサスペンションプラス」を標準装備している。
仕様面では、各種ボディカラー、インテリアカラー、オプション装備を組み合わせることにより、100,000通りものバリエーションとなることが特徴で、さながらBMWインディビデュアルのようである。
当初はハッチバックのみだったが、2004年にはコンバーチブル(カブリオレ)も追加設定(コンバーチブルのワンは海外のみ発売)された。コンバーチブルの追加に合わせ、既存のサルーンもマイナーチェンジが行われ、ヘッドランプ周り、前後バンパー形状、リアコンビランプ割付、リアフォグランプ配置、インテリアの見直しなどが施された。
さらに2006年初春には、「セブン(SE7EN)」、「パークレーン」、「チェックメイト」が追加され、同時にバックミラーやドアハンドルなど、インテリアデザインを中心にマイナーチェンジが施された。因みに、「セブン」は「ワン」の「ポップでスタイリッシュなアーバンライフを演出する」モデル、「パークレーン」は「クーパー」の「シックでエレガントかつエクスクルーシブな」モデル、そして「チェックメイト」が「クーパーS」の「クールandスポーティなエナジー」を表すモデルとなっており、それぞれ専用塗装色と特別装備が設定された。
2006年9月、「クーパーS with JCW GP kit」という全世界2000台の限定生産モデルが日本でも発売になった。日本での発売台数は160台。
このモデルは、JCW(ジョン・クーパー・ワークス)という、レーシングミニの名チューナーとしてのブランドイメージを強く押し出したモデルで、「クーパーS」の170psという出力に対して、48ps増の、218psという、小型FF車としては限界ともいえる高出力を引き出している。内装も大きく変わり、後席を撤去し、2座席としている。フォグランプやリアワイパーも撤去し、ヘッドランプも軽量化の為に、HIDランプからハロゲンランプに変更している他、リアサスペンションのロアアームもアルミ製とし、JCW専用のセッティングとブレーキを採用するなど、走りに振った構成となっている。シートもレカロ製を採用し、サイドサポートも従来より改善されたが、やはりデザイン重視であり、軽量化、ホールド性の観点からすると採用に疑問が残る。軽量化の反面、大径の18インチホイールの採用や、各部の強度アップ、巨大な整流板の追加などもあり、結果として車両重量は1195kgとなり、「クーパーS」より15kgほどの増加となった。
他にも多くの部分で見直しが図られ、スポイラーや車体下部の大きな整流板など、空力にもかなり手を入れている。結果として、最高速度は240km/h、0−100km/h加速においては6.5秒という、ラインナップの中では最高の性能を発揮している。
2006年11月、日本専用として300台の「デザイナーズチョイス」というモデルが発売になった。内訳は「クーパー」100台、「クーパーS」100台である。
posted by piropiro at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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