Miniは全車種で一般的な水冷4気筒エンジンを採用していたが、それまでの車のパッケージとは異なり、エンジンを横置きにして、トランスミッションをオートバイと同様に、エンジン下部のオイルパン内部に置き、エンジンオイルで潤滑する構造とした。これらの工夫によって前輪駆動が可能となった。これは時代に先んじた、エレガントな技術革新だった。このコンパクトなパワートレイン設計によって、小さな車体にもかかわらず、ゆったりとした室内空間を確保することに成功している。FF車のエンジンとトランスミッションの配置はメーカーごとにさまざまであったが、現在では、4輪駆動を重視するメーカーであるアウディやスバルの上級モデルに縦置きエンジンのFFが見られるのみで、ほとんどのFF車は横置きエンジンとなっている。
Miniと同じ二階建てパワートレインの「イシゴニス・レイアウト」を採用した車種は非常に少なく、イシゴニスの手になる、Miniの拡大版ともいえるBMCのADO14、16、17、ポストイシゴニスのADO27、67以外では、プリンス自動車時代に設計が始まった日産・チェリーと、ミッドシップのランボルギーニ・ミウラ程度しかなく、トランスミッションをエンジンと並列に配置した、ジアコーサレイアウトが広く普及した。
組み立て時の手間を節約するために、Miniのボディーには、風変わりな外板の継ぎ目が見られる。
Wikipediaより
